少し前まではストリートカジュアルでも無地Tシャツやポケットが付いているだけのシンプルなTシャツが多く見られましたが、インパクトがあり個性を感じさせるプリントTシャツが再び豊富に出てきています。同じ色のTシャツでもプリントのデザインで全く異なる雰囲気になるのが面白く、良いデザインのものを見つけるとついつい何枚でも欲しくなってしまうという方も多いのではないでしょうか。なかでも、今最も気になるのがフォトプリントTシャツです。90年代にも一大ブームがあったので、世代によってちょっと懐かしく感じる方もいれば、新鮮なアイテムとして捉えている方もいることでしょう。
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派手なものからシックなものまで豊富
フォトプリントTシャツは、モノクロ写真を使ったものとカラー写真を使ったものに大きく分けられます。モノクロ写真のものはクールで格好いい印象、カラー写真を使ったものはより写真の印象が強く感じられ、アーティスティックなものやパンチの効いたインパクト重視のものなどさまざまです。
Tシャツの色はやはり白が最も定番ですが、黒やグレーも着回し力が高く活躍の機会が多そうです。ピンクやアイボリーなどの淡い色のTシャツにリゾート系の風景写真をプリントしたものも、リラックス感があって夏のストリートカジュアルにぴったりです。
写真のテーマもさまざまです。ミュージシャンや映画スターなどの人物写真、都会の街角や海辺などの風景写真を使ったものが多いですが、動物や花、乗り物、食べ物などの写真も見られます。
Tシャツの身頃全体に大きくプリントしたものもあれば、胸元あたりに小さめに写真が入っているものもあります。やはり、写真の面積が大きいほうがインパクトは強くなります。写真の形も四角形だけでなく、丸くトリミングしたもの、メインの被写体だけを切り抜いたものなどさまざまなものがあります。写真とロゴなどの文字を組み合わせたデザインも多いです。
フォトプリントTシャツの選び方
フォトプリントTシャツは、ついつい写真そのものの好き・嫌いで選んでしまいがちですが、実際に着た時にどんなふうに見えるかイメージしながら選ぶのがおすすめです。
小柄な方は、写真はあまり大きすぎず胸のあたりの高めの位置に入っているほうがバランスよく見えやすいです。また、シャツなどのインにして覗かせる場合、フォトプリントの一部がシャツで隠れた場合の見え方がどうなるかイメージしておくとよいでしょう。フォトプリントTシャツの下に長袖Tシャツを重ねる場合、いつもより少し大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。
白地または黒地のTシャツにモノクロ写真をプリントしたデザインなら、比較的どんなアイテムとも好相性です。反対に、色数を多く使ったデザインの場合、それ1枚でコーディネートの主役にすることも可能です。Tシャツはストリートカジュアルのアイテムのなかでも気軽に手に取りやすいので、あえて着回し力は度外視して遊び心のあるものを選んでみるのも楽しいのではないでしょうか。
フォトプリントTシャツを着る際は、基本的にはパンツや羽織ものは無地のものが合わせやすいです。デニムやスキニーパンツとシンプルに合わせるだけでも、十分かっこよくコーディネートが決まります。
フォトプリントTシャツと柄物アイテムをコーディネートするなら、全体的な色味を合わせるなどバランスをしっかり計算しましょう。特にカラー写真を使ったフォトTと柄物アイテムの組み合わせはかなり難易度が高いですが、それだけにおしゃれに決まったときの印象は強いです。
フォトプリントTシャツは、無地やボーダーなどのシンプルなTシャツと比べて選び方にその人のセンスがはっきりと現れます。これだ!と思うものに出会えたら、ぜひ手に入れてあなたらしい着こなしをめいっぱい楽しんでください。