公開:2018年3月20日
追記:2020年10月4日
スケーターファッションは、スケートボードやスケートボードにまつわる文化をベースとしたファッションスタイルで、ストリートファッションの一つのカテゴリーとして大きな存在となっています。
スケートボードは、北米においてはスポーツの一つとして認められてきている背景から、一つの文化として定着しつつありますが、日本やそれを取り巻くアジア圏ではまだまだマイナーな文化といえます。
スケーターファッションやそれを取り巻くブランドはさまざまなカルチャーを取り込みつつ、スケーターに寄り添ったファッションをサポートしています。
そんなスケーターファッションのブランドも最近では日本を取り巻くアジア圏での活発な動きが注目されています。
目次-INDEX-
日本で注目されるスケーターブランド
・Evisen Skateboards(エビセン スケートボード)
エビセン スケートボードは、日本古来のグラフィックである浮世絵を現代風に解釈した特徴的なグラフィックを持つブランドで、アジアンテイストに人気があります。
スケーターらしい古典的なブルゾンや、Tシャツ、デッキシューズなどを展開しています。
国内ブランドなので、通販でも手に入りやすく、またスケートボードを扱うスポーツショップでも見かけることがあるブランドです。
・Tightbooth Production(タイトブース プロダクション)
タイトブース プロダクションは、プロスケーター上野伸平氏がプロデュースを務めるブランドで、スケーターブランドとしては確固たる地位を築いているブランドです。
スケーターにとどまらず、ストリートカジュアル全体に影響を与えるブランドと言えるほど成長しメジャーで、そのアイテムの範囲はジャケット、スウェット、シャツ、Tシャツ、パンツなどの一般的なファッションアイテムにとどまらず、ショーツ、キャップと言った、アンダーウェアや小物にまで及んでいます。
通販で購入することも、もちろん可能ですがブランド取扱店舗も全国に及んで展開されています。
その他アジアのブランド
香港ブランド
・Victoria(ヴィクトリア)
ヴィクトリアは香港のスケーター2人が立ち上げたブランドで、九龍城などの香港の活気あふれるグラフィックが特徴です。ストリート全般というよりスケーターに傾倒したブランドとなっています。
その分アイテムもTシャツとデッキのみというアイテムを絞った展開となっています。
・8FIVE2(エイトファイブツー)
エイトファイブツーは、その起源をインポートのスケータブランドのセレクトショップに持つブランドです。その後独自のアイテムを展開してブランドを拡大してきました。
香港の国際的な部分に焦点をあてたシンプルなデザインやタイポグラフィーの配置が特徴的なブランドです。
タイ・韓国のスケーターブランド
・preduce(プリデュース)
タイ初めてのスケーターブランドであるプリデュースはタイの幽霊や悪魔といった伝統的・宗教的なグラフィックが独自な雰囲気を出しています。
・CORNER DELI(コーナー デリ)
コーナーデリは韓国の急成長中のスケーターファッションを支えるブランドで、新しい要素を取り入れながら、スケーターファッションのルーツである90年代のアメリカを意識したグラフィックやデザインを特徴としています。
2020年10月4日追記:
アジアのスケートボードブランドを紹介
東京オリンピックの新種目となっているスケートボードは、スポーツの一種としての地位を確立しつつあります。その一方、ストリートカルチャーのひとつとして若い世代に以前から高い人気を保っています。スケートボードは1940年代頃のカリフォルニアが発祥と言われ、ファッション面でもアメリカ系のブランドが人気の中心となっています。しかし、近年アジアのスケートボードブランドに勢いが増しています。いま注目の代表的なアジア系スケボーブランドをチェックしてみましょう。
多彩なアジア系スケボーブランド
インドネシア・タイ・韓国・香港など、アジア各地でさまざまなブランドが誕生し人気を博しています。日本人にとってもどこか馴染み深さを感じるラインナップです。
CROOZ(クルーズ)
2003年設立のインドネシアのブランド。インドネシア国内はもちろん、マレーシアやフィリピンの若者からも人気を集めています。「音楽と共にある」をモットーとし、定番のロゴTシャツやポップなイラストをあしらったかわいさも感じられるデザインが人気です。
CORNER DELI(コーナー デリ)
韓国のスケボーカルチャーを牽引する新鋭ブランド。90年代風スポーツウェアやヒップホップなどこれまでのスケボーファッションを踏まえ、韓国の独自スタイルを構築しています。日本のストリートカジュアルにも馴染みやすそうな雰囲気です。
preduce(プリデュース)
タイのファッションの中心地、サイアム・スクエアに旗艦店を構えるスケートボードブランド。タイの伝統的な文化のモチーフをグラフィックに落とし込み、このブランドならではの世界観を表現しています。
8FIVE2(エイトファイブツー)
90年代後半に設立された香港のブランド。当初はインポートスケートブランドの小売店としてスタートし、のちに独自レーベルを創設して拡大を続けています。香港ならではの国際的なアイデンティティを感じさせるモダンなブランドです。
Victoria(ヴィクトリア)
スケートボードに傾倒する二人の創設者によって立ち上げられた香港のレーベル。Tシャツとデッキのみというミニマルな展開で、香港という街のキャラクターやエネルギーを強く感じさせるコレクションとなっています。
日本のスケボーブランド
日本でも、国内のストリートカジュアルシーンだけでなく国外からの注目を集めるスケートボードブランドが誕生しています。
Evisen Skateboards(エビセン スケートボード)
2011年に発足したブランドです。浮世絵など日本の伝統的なアートをスケボーカルチャーと融合させたユニークなデザインが特徴です。ジャポニズムをテーマにしつつ独特のユーモアもあり、勢いを感じます。
Have A Good Time(ハブ ア グッド タイム)
東京・中目黒のショップで本や音楽・アート・おもちゃ・洋服などを販売するストリートレーベル。レーベル名を赤・白・黒で表現したロゴが印象的です。スケボーを含むさまざまなサブカルチャーを背景にもち、2018年にはNY店もオープンするなど注目度の高い存在です。
Diaspora Skateborads(ディアスポラ スケートボード)
東京で活動する若手スケートボードフィルムクルーが手掛けるブランド。2010年に設立され、国内のヒップホップ・ビートシーンと密接な繋がりがあります。ファッションシーンにおいても、グローバルブランドやドメスティックブランドとのコラボレーションで話題となっています。
まとめ
アメリカやヨーロッパでは市民権を得ているスケーターファッショッンも、近年ではアジア各地で盛り上がりを見せています。
今後も新しいブランドの登場が予測されるスケーターファッションは目が離せないカテゴリーのひとつとなっています。
2020年10月4日追記
アジアンストリートは、2020年最注目のファッションジャンルのひとつと言われています。スケートボードはストリートカルチャーの主要な要素で、アジアのスケボーブランドへの期待もますます高まっています。欧米とは異なる文化や歴史を背景に、独自の進化を続けるアジアのスケートボードブランドにぜひ注目してみてください。
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