ストリートカジュアルで、2017年に男女ともに注目されているのは、「ベルト」です。
あるコレクションで使用されたことから、「ロングベルト」が一気に注目を集めるようになりました。しかも、メンズ・レディースを問わず流行が広がっています。つまり、今、一番注目されているアイテムと言っても間違いではないでしょう。
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90年代ファッションのリバイバル
ストリートファッションにおけるベルトの流行は90年代のファッションのリバイバルが大きく関係しています。
ここ数年の「ちょっと格好悪いのが格好良い」と言うファッションスタイルの流れに押されるように、90年代のスタイルが取り入れられていることが多いようです。
たとえば、メンズで太めのパンツにシャツをインするような、いままでは「格好悪い」
とされていたスタイルが流行しているのです。
そのほかにも、バケットハットやフライトジャケットの「MA-1」、そしてナイキやアディダスといったスポーツブランドのジャージなども同じような理由で流行しているのです。
90年代のロングベルトといえば
そして、90年代ファッションのロングベルトといえば、通称「ガチャベルト」でしょう。
「ガチャベルト」の正式名称は「GIベルト」と言う、アメリカのミリタリーアイテムでした。
このベルトの着こなしは、120センチから150センチと長めのベルトをバックルに通し、そのベルトのあまりの部分を、腰に巻いたベルトの裏に通して垂らすことによって完成です。
このガチャベルトは、安くて色々なカラーが揃っているので、ベルトの色をトップスとコーディネートしたり、差し色にしたりして楽しむことができます。
ロングベルトがなぜ注目されるのか
ロングベルトは、流行の太めのパンツに垂らすことによって、さらにワイド感のあるシルエットに見せることができます。(エクストリームシルエット)
もちろん、スリムなパンツに合わせても問題ありません。
そして、レディースに多いのがハイウエストのパンツやスカートにベルトをすることによって、脚を長く見せる効果も狙うという使い方です。
ベルト一本で、スタイルを際立たせてくれるので、ファッションアイテムとしては非常に使いやすく、そして効果の高いアイテムといるでしょう。
ロングベルトは男女ともに流行中
ロングベルトの流行はメンズ、レディースの枠を超えて、両者の間に広がっています。
それは、最近のストリートファッションにおいても、レディースの流行をメンズが取り入れたり、メンズの流行をレディースが取り入れたりと、流行のジェンダーレス化が広がっていることも要因のひとつでしょう。
メンズでもレディースでも、「かっこいい」、「かわいい」と言ったものは貪欲に取り入れていく。そして、自分自身のスタイルを作っていくのが最近のストリートカジュアルのファッションの広がり方の特徴だといえるでしょう。