ストローハットとは麦わら帽子のことです。夏のレディースファッションやキッズファッションの定番であるのはもちろん、メンズカジュアルでもストローハットをおしゃれに取り入れる人が多くなっています。麦わら帽子は通気性が良いため高温多湿な日本の夏に最適で、昔から幅広い年代の人に愛用されてきました。実用性とファッション性を兼ね備えたストローハットをぜひ活用してみましょう。
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ストローハットをおしゃれにかぶるポイント
ファッション用としてかぶるなら、あまりつばが広すぎないコンパクトなシルエットのものがおすすめです。レディースの場合、つば広のキャペリン型がエレガントな印象で人気ですが、メンズカジュアルの場合はシンプルな中折れ帽型が何かと使い勝手が良くさまざまなファッションに合わせやすいです。また、カンカン帽で最近人気のレトロテイストを取り入れるのも良いですね。
色は、やはりベージュ系が最も多く見られます。清潔感のあるホワイトも涼しげで夏にぴったりです。ダークブラウンや黒・濃いグレーなどの落ち着いた色を選ぶと、夏の盛りを過ぎて秋の気配がし始めてからも使いやすいのではないでしょうか。赤やブルーなどの鮮やかな色のもの、ハット自体が柄編みになっているものなど個性的なものもあります。
ストローハットのデザインのポイントといえばリボンです。ベージュ系のハットに黒のリボンの組み合わせが定番ですが、なかにはストライプやプリント柄などの印象的なリボンを使ったものもあります。ぱっと目を引き、コーディネートのポイントになりそうですね。
ストローハットと合わせたいコーディネート
ストローハットは、夏のメンズカジュアルならどんなスタイルにでも合わせられると言ってよいくらい守備範囲の広いアイテムです。
Tシャツにハーフパンツ・サンダルといったリラックス感の強いラフなファッションにはもちろん相性抜群です。ベージュ系のナチュラルなスタイル、夏らしい派手な色柄を活かしたスタイル、遊び心のあるプリントTシャツやロゴTシャツなど、どんなものと合わせてもしっくり来ます。オールホワイトのコーディネートにストローハットをポイントとしてかぶるのもいいですね。
ジャケットやベストなどきれいめなアイテムとストローハットを合わせる上級テクニックもあります。グレーのような落ち着いた色味のものを選び、素材感やシルエットなど全体的に上品な印象のストローハットを選ぶとまとまりやすいです。この場合、いつもよりも少し目深にかぶるのがポイントです。
花火大会に出かける際にぜひ試してみてほしいのが、浴衣とストローハットの組み合わせです。ちょっと意外に思われるかも知れませんが、ハットのリボンと浴衣の色を合わせたりするととても粋なスタイルになります。
ストローハットをかぶるときは、基本的には浅めにかぶるのがおすすめです。やや後ろに下げぎみくらいがバランスが良くなります。もしくは、左右にちょっとずらしてこなれた雰囲気を演出するのも面白いですね。前髪は無理に入れ込まず、サイドに流したりして自然に出しておくと良いでしょう。髪の色とハットの色のバランスまで計算できると、かなり高度なコーディネートになります。
最後に、お手入れについてです。稀に洗えるタイプのものもありますが、ストローハットは基本的に水気厳禁です。お手入れはよく絞ったタオルで拭き、臭いが気になる場合は消臭スプレーなどを活用しましょう。干すときは洗濯バサミで吊り下げるのではなく、風通しのよい日陰に平置きしたほうが型崩れを防げます。できれば、日頃から保管の際はフックにかけるのではなく平置きするのが理想的です。