夏のメンズカジュアルで最も活躍するアイテムといえば、もちろんTシャツです。シンプルな無地のものから個性豊かなプリントTシャツまで、バリエーションもさまざま。自宅で気軽に洗濯できますし、1点あたりの価格もボトムスやアウターと比べて手頃なので、ファッションアイテムの中でも最も手に取りやすいもののひとつではないでしょうか。おしゃれな人はもちろん、それほどファッションにこだわりがない人でも必ず何枚か持っているアイテムです。
そんなTシャツのなかでも、夏のコーディネートの主役として活躍してくれるのが「総柄Tシャツ」や「ボーダーTシャツ」です。今回は、総柄TシャツとボーダーTシャツの魅力や着こなしのコツをご紹介します。
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インパクト大!総柄Tシャツ
総柄とは、布地の全体に模様が入っていることを言います。Tシャツの前身頃、後ろ身頃、左右の袖の全てに柄が入っているのが「総柄Tシャツ」で、多くの場合は一定のパターンの繰り返しになっています。
Tシャツというと、一般的には無地のものや胸元など一部にプリントが入っているものが多いですが、総柄Tシャツはそれらに比べてパンチが効いてインパクトのある印象です。とはいえ、使っている色数やトーン・柄の大きさなどによって、落ち着いた雰囲気のものもあれば派手で非常に個性的なものもあります。
地味な色合いで細かい柄のものであれば、総柄Tシャツといっても無地に近い感覚でいつものメンズカジュアルに取り入れやすいです。例えばモノトーン系の細かい幾何学柄なら、総柄Tシャツを着るのが初めてという方でも挑戦しやすいのではないでしょうか。
大きくはっきりとした柄で色合いもカラフルなものなら、1枚でコーディネートの主役になってくれます。総柄Tシャツを引き立てるために白やグレーなどのシンプルなボトムスを選ぶのももちろん良いですし、柄の中に使われている色を選べばカラフルでありながらもまとまりのあるコーディネートになります。
総柄Tシャツは、カーディガンなどの羽織ものからちらりと覗かせるのも非常に効果的です。主役級アイテムとしてだけでなく、ファッションのアクセントとして使ってみるのも良いですね。
なにかと使いやすいボーダーTシャツ
柄物のなかでも、最も定番といえるもののひとつがボーダー柄です。すっきりとして爽やかな印象で、夏のメンズカジュアルには欠かせない存在です。
ボーダーTシャツのイメージを決める最も大きな要素は、ボーダーの太さです。細いボーダーは比較的大人っぽく落ち着いた印象、太いボーダーはよりカジュアルでポップな印象になります。
色の組み合わせとしては清潔感のある白×黒や白×ネイビーが多いですが、白とパステル系カラーや淡いグレーのものだとソフトな印象、反対に赤×黒などコントラストの強い組み合わせならビビッドな印象になります。
ボーダーTシャツは人とかぶりやすいアイテムだけに、サイズ選びや首元の形などのディテールにもこだわりたいものです。同じデザインのTシャツでも、ジャストサイズのものを選ぶか、オーバーサイズのものを選ぶかで雰囲気はかなり異なります。また、定番のクルーネックではなく、Vネックのものや首周りが横に広く開いたボートネックのものを選べば少しエレガントな印象に変わります。その他にも、首周りのリブの色、ポケットの有無や大きさなど、人によってこだわりたいポイントはさまざまです。
ボーダーTシャツはどんなボトムスやアウターとも合わせやすく、活躍の幅が広いアイテムです。定番アイテムだからこそ、選び方や他のアイテムとのコーディネートによって着る人の個性が現れやすくもあります。ぜひ、あなたらしいボーダーTシャツの着こなしを見つけて下さい。