レディースカジュアルの人気アイテムのひとつにボーダーカットソーがあります。流行に関係なく使えますし、ジーンズやワイドパンツ、フレアスカート、サロペットなどどんなものにも合わせやすく便利です。動きやすい、洗濯しやすいといったことから子育て中のママにも大人気なだけに、幼稚園の送迎の際、ボーダーとジーンズのコーディネートがママさん同士で丸かぶりしてしまった、なんてこともありがちです。
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ボーダーではなくストライプはいかが?
他の人とかぶるのを避けるためには、定番の白×黒や白×紺ではなくカラフルで華やかなマルチボーダー柄を選ぶ、オフショルダーやフレアスリーブなどディテールに特徴があるものを選ぶ、といった方法が考えられます。
ボーダー(横縞)の代わりに、あえてストライプ(縦縞)を選んでみるのもひとつの手です。単純な方法ですが、それだけでコーディネートの印象がかなり変わってきます。
ちなみに、日本語ではストライプといえば縦縞、ボーダーといえば横縞ですが、英語のストライプ(stripe)は横縞、縦縞、斜めの縞模様をすべて含みます。そして、英語のボーダー(border)という単語に横縞という意味はありません。日本語での使われ方とは異なるので注意が必要です。
一般的に、ボーダー柄とストライプ柄では、ストライプ柄のほうがより着痩せ効果があると言われています。縦のラインを強調するため、視覚的に実際よりも細く見えるのです。反対に、ボーダー柄は実際よりも横に広がって見えてしまいます。
ワンピースやロングカーディガンなど縦に長いアイテムでストライプ柄を取り入れれば、着痩せ効果はより強まります。
色や太さによる印象の違い
ストライプ柄は、スーツに代表されるフォーマルな衣類から身近なレディースカジュアルまでさまざまなアイテムに使われています。
スーツで使われるストライプ柄といえば、紺やグレーの地に細い白色の線が入ったピンストライプ柄が多いです。また、無地のスーツに白×水色・白×グレーなどの細いストライプ柄のシャツを合わせることもよくあります。
カジュアルの場合、ストライプの種類はより豊富です。フォーマル系アイテムにも見られるようなかっちりとした印象のものもありますし、明るい色を大胆に使ったポップな印象のものもあります。細幅のストライプはきれいめで落ち着いた印象、太幅のストライプはスポーティーで明るい印象になります。白と水色など似た色の組み合わせで幅の細いストライプはほとんど無地に近い感覚で着こなせるので、柄ものがあまり得意でない方にもトライしやすいのではないでしょうか。反対に、赤と白のようなコントラストの強い色を使った太幅のストライプは、インパクト抜群でコーディネートの主役になってくれます。
ストライプ柄のアイテムを取り入れるときは、ストライプの中の一色とほかのアイテムの色を合わせるのがおすすめです。例えば、ネイビー×グレーのストライプのカットソーにはネイビーまたはグレーの無地のボトムスが好バランスです。さまざまな色や太さのストライプを組み合わせたマルチストライプは着こなしが難しそうに思えますが、このルールに従えば自然とまとまりのあるコーディネートにすることができます。
最も難易度が高いのが、柄×柄の組み合わせです。ストライプ柄と花柄、ストライプ柄とチェック柄など、かなりオシャレ上級者向けの印象ではないでしょうか。もしチャレンジするなら、全体的な色のトーンを合わせる、小物の色は柄の中に含まれている色を選ぶ、といった点を意識してみると良さそうです。
コツを抑えてストライプ柄を使いこなせば、これまでとひと味違った新鮮なレディースカジュアルが楽しめます!