ボーダーTシャツはレディースカジュアルの定番アイテムのひとつです。誰にとっても身近なアイテムである一方、意外と誤解もあるようです。太って見えるとか、子供っぽいアイテムだという思い込みからボーダーTシャツを避けている方もいるのではないでしょうか?
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ボーダーは太って見える?
視覚効果でストライプは痩せて見える、ボーダーは太って見えるとよく言われます。実は、これには裏付けがあります。「ヘルムホルツの正方形」と呼ばれる錯視のひとつで、「正方形の中に縞模様を描くと、横縞だと正方形は縦長に、縦縞だと横長に見える」というものです。心理学やデザインを学んだことのある方はご存知かもしれません。
確かに、同じ太さ・同じ色のボーダーとストライプでは、ストライプのほうが縦のラインを意識させる効果が強いです。もし、全く同じサイズ・同じシルエットのTシャツで、ボーダーのものとストライプのものがあったとしたら、ストライプを選んだほうが着痩せ効果はあるといえそうです。
しかしだからといって、イコール、ボーダーの服を着ると太って見えるとまでは一概に言えません。
レディースカジュアルのお店を実際に見てみると、ボーダー柄のTシャツといってもさまざまなものがあります。ボーダーの太さや色はもちろん、Tシャツ自体のシルエットや素材感などバリエーションは非常に豊富です。
実際に着たときに太って見えるか、痩せて見えるかというのは、多くの要素によって変わってきます。太って見えやすいと言われる太幅のボーダーでも、色使いや小物合わせでスッキリと着こなせる場合もあります。
不安な方は、着痩せ効果が高いとされるダークカラーやマルチボーダー、パネルボーダーを選び、シルエットにほどよいゆとりのあるものを選んでみてください。また、ボーダーTシャツを1枚で着るよりも、カーディガンなどを羽織ってTシャツを部分的に見せる着こなしも効果的です。
ボーダーは子供っぽい?
ボーダーTシャツは子供っぽくみえるということもよく言われがちです。
確かに、ボーダーは子供服の定番柄です。太幅で明るい色使いのボーダーTシャツはキッズの元気いっぱいの可愛らしさを強調してくれるため、そのイメージが強く残りやすいというのもあるかもしれません。
子供服にあるようなポップなイメージのボーダーTシャツを大人が着ると、年齢よりも幼い印象になってしまうことは間違いなくあるでしょう。
しかし、ボーダーTシャツを大人っぽく着こなす方法はたくさんあります。
最大のポイントはやはり色使いです。原色の赤・青・黄色・緑といったビビッドな色ではなく、グレー・ベージュ・ブラウンといった落ち着いた印象の色を選ぶことで子供っぽさを払拭できます。
また、太めの等幅ボーダーよりも細いボーダーやマルチボーダーのほうが大人っぽいイメージです。
襟周りのデザインにも注目してみましょう。シンプルなクルーネックよりも、鎖骨が強調されるボートネックやVネックを選ぶほうが女性らしい印象になります。
全体のシルエットも重要です。ジャストサイズのものを普通に着るのではなく、ビッグシルエットのものを選んで体が泳ぐような感じにしてみるのも一つの方法です。
フレアスカートやロングスカートなどエレガントなニュアンスのあるボトムスを合わせてみたり、レザー素材のバッグやヒール靴のようなキッズファションには見られない大人っぽいアイテムをポイントにしてみたりするのも良いですね。
一度先入観を捨ててみると、今まで避けてきたボーダーTシャツも意外と良い感じに着こなせる気がしてきませんか?自分の中でネックになっていたポイントを解決し、ぜひボーダーTシャツを取り入れたレディースカジュアルを楽しんでください。