日本には、約400万もの企業があります。その99.7%は中小企業で、大手企業はわずか0.3%と言われています。TVコマーシャルや日常生活でよく名前を聞く有名企業以外にも、非常に数多くの大小さまざまな企業が存在しています。
なかには、企業規模は大きいけれど一般にはあまり知られていない会社もあります。個人に対してではなく、企業に対してモノやサービスを売っているBtoB(Business to Business)企業はその傾向が強いと言えます。ちなみに、一般消費者に対して商品やサービスを提供する企業はBtoC(Business to Consumer)と呼ばれます。
身近なアパレル製品を例にとると、私達が足を運ぶショップのほかにも、ショップに商品を卸しているアパレル卸、商品を製造しているアパレルメーカーなど、直接消費者の目に見えない部分でも数多くの企業が関わっています。
BtoBの一例、卸と商社
卸とは、市場やメーカーから仕入れた商品を小売業者に販売する業態です。アパレル以外にも、食料品や生花、医薬品など商品分野ごとに数多くの卸売企業が存在しています。メーカーから見れば、卸が商品をまとめて仕入れてくれることにより自ら在庫保管する必要がなくなりますし、最終的に消費者に売れるかどうかに関わらず卸が購入した分の代金を確実に入金してくれるというのも大きなメリットです。
卸と似た存在として、商社があります。商品を仕入れて小売業者などに売るという点を見れば卸と同様ですが、異なる点もあります。大きな違いとしては、商社は仕入れや契約といった商流を主に担い、商品そのものの保管や物流は行わないということが挙げられます。また、企業に対しての融資や事業投資など、金融業的な役割を担うのも商社ならではの特色です。これに対して、卸は仕入れた商品を自ら保管するなど、物流的な機能を持つ点が商社との違いです。
卸や商社のようなBtoB企業は、BtoC企業に比べて一般消費者がその存在を意識する機会は少ないかもしれません。しかし、私達が暮らす社会や経済を全体的に見ると、欠かせない重要な役割を担っていることがわかります。
就職活動ではぜひBtoB企業に注目
一般的に、新卒で就職活動を行う学生にはBtoB企業よりもBtoC企業のほうが人気のようです。やはり、名前を見聞きする機会も多いですし、どんなビジネスを行っているかイメージしやすいというのがその理由と考えられます。
あまり親しみがなくよく分からないということで敬遠されがちなBtoBですが、2017年度の市場規模を見ると、BtoCは16兆5000億円、BtoBは317兆2000億円となっています。ビジネスの世界の大半はBtoBということが分かります。
また、いわゆる「ホワイト企業」はむしろBtoCよりもBtoBのほうに多いようです。知名度という点ではいまひとつでも、給与水準が高かったり、早期離職率が低かったりするBtoB企業は数多くあります。
商社などでは国内のみならずグローバルに活躍する機会が多いという点も魅力です。語学力や海外経験を活かしたい方、スケールの大きなビジネスに魅力を感じる方にとっては要注目です。
BtoBとBtoC、両方の側面を持つ企業もあります。例えば銀行は、私たち一般消費者からすると、口座を開設してお金を預けたり、住宅ローンを借りたりするところというイメージがありますが、それらのリテール業務は銀行全体の一部に過ぎません。企業などの法人を対象とした融資なども銀行の中核的な業務のひとつです。
思うようにいかないことも多い就職活動ですが、視野を広げてみることによって新たな出会いが生まれることもよくあります。これまで馴染みのなかった企業のなかから自分にとってベストな就職先が見つかることも少なくないので、ぜひいろいろな角度から検討してみてください。
BtoB以外に押さえておきたい用語
BtoBやBtoC以外にもさまざまな似た用語があります。
まず、BtoBとBtoCについて改めて確認しておきましょう。
BtoBは、Business to Buisinessの略で、企業対企業による取引を指します。アパレルを例に取ると、衣料メーカーから仕入れた服を小売店に卸すというような同じ業界内での取引もあれば、店舗の顧客に送るDMを印刷会社に発注するというような異業種間での取引もあります。
BtoCは、Buisiness to Consumerの略で、企業と一般消費者による取引を指します。私達が普段コンビニやスーパーで食品を買うこと、レストランやカフェで食事をすること、動画配信サイトで映画を鑑賞することなどはBtoCに含まれます。
近年盛んになってきたもののひとつがCtoCです。Consumer to Comsumerの略で、一般消費者同士での取引を指します。公園などで開催されるフリーマーケットはCtoCに含まれ、日本では1980年代〜90年代から各地で行われていましたが、市場規模としては限られたものでした。インターネットの普及に伴いネットオークションなど新しい形のCtoC取引が生まれ、最近ではフリマアプリの人気もあり、2019年のCtoC物販EC市場規模は約1.2兆円と前年比17.4%増の伸びを見せています。
ここ最近、DtoCという言葉を耳にする機会が増えています。Direct to Consumerの略で、問屋や卸売を経由せずメーカーと一般消費者が直接行う取引を指します。いわゆるメーカー直販の形態で、多くの場合は実店舗ではなくECサイト上で販売されます。
DtoCを取り入れている業種はまだあまり多くありませんが、アパレル業界は比較的DtoC化が進んでいます。その理由のひとつにSNSがあります。2018年にInstagramにショッピング機能が導入され、Instagram上で多くのフォロワーを持つアパレルブランドは広告費や実店舗の運営コストをかけることなく消費者へ直接商品を届けることができるようになりました。今後どこまでDtoCが普及するかは未知数の部分も大きいですが、注目したい取引形態のひとつです。
アパレルとインターネット
DtoCの例からもわかるように、BtoCのビジネスを行っていた企業、なかでもアパレル系の企業は他の業界と比べてもインターネットの普及による影響を比較的強く受けています。
OtoO、またはO2Oという用語があります。BtoB・BtoC・CtoC・DtoCと似た言葉ですが、ビジネスの形を表すものではなく、Online to Offline、つまりWebサイトやアプリといったオンライン上のユーザーをオフライン(実店舗)へ送り込むためのマーケティング施策を意味します。
その典型がアプリによるクーポン配信です。ファミレスやファストフードでは、自社アプリで割引クーポンを発行したりプッシュ通知で季節の限定メニューやキャンペーン情報を送るなどして来店を促す試みがよく行われています。
OtoOからさらに進んだ形として、オムニチャネルがあります。オンラインからオフラインへの一方通行だけでなく、店舗とWEBを連携して一元的にユーザーにアプローチする考え方です。ECと店舗のポイントを共通化する、ネットで買った商品を実店舗で受け取るなどがその例です。
また、アパレルではオンライン接客に取り組む事例が増えてきています。例えば、SNSのライブ配信で商品を紹介し視聴者から寄せられる質問にリアルタイムで回答する、一対一のビデオ通話で商品の相談やコーディネートのアドバイスを行う、等です。従来オンラインでは購入の決断がしづらかった高価格帯の商品もオンライン接客を受けることで納得して購入できる、自宅にある手持ちの服との組み合わせや着回しを提案してもらえる等、オンライン接客には店舗側・消費者側双方にこれまでになかったメリットもあり、今後注目されます。
ネット「アパレル卸」系サイト一覧
googleでアパレル卸で表示されるサイトをピックアップして一覧にしてみました。知っているようで知らないサイトが結構あります。知名度の低いサイトはスルーせずに一度は見てみると案外面白いサイトが見つかるかもしれませんよ。
・アパレル卸問屋.com
1円でアパレルその他を販売するお店
時々TVでも紹介されてるいわゆるアパレル卸というよりはアパレル卸現問屋的な感じでエンドのお客さんでも購入が可能。特に転売ヤー向け商品とお思われる商品をずらりとならべ50点で4980円などの商品ラインナップで少量で多品種を販売したい方向けです。
・特色
取り扱い最低数量 1点から販売している
個人 OK
転売 OK
会社登録や審査等 無し
データや画像の利用 データ無し
【 1円商品火曜で有名! 副業歓迎! 】
アパレル卸問屋ドットコムサイトより引用: https://apparel-oroshitonya.com/
在庫処分で超有名なshoichiグループだから実現できた「儲かる問屋サイト アパレル卸問屋」
BUYON(バイオン)韓国系アパレル卸サイト
韓国最大のアパレル卸、韓国語表記が気になりますが、ほとんどの商品ではロケ撮影が行われていて画像のクオリティは良いです。但しアパレル卸のモールです、日本でいう所のスーパーデリバリーなので、各モール出展者にて画像やデータの取り扱いは様々なようです。
・discription紹介
【BUYON(バイオン)】は韓国東大門問屋街のアパレル,アクセサリー,雑貨の卸問屋が集結した仕入れ・卸売の専門サイトです。現地バイヤー価格で仕入れが可能で会員様の代わりに現地買い付け代行,検品,配送まで東大門仕入れの全てをサポートする日本最大級の韓国ファッションの仕入れ・卸・卸売専門サイトです。
・入会資格等
BtoBへの卸販売である事が基本である事から、転売ヤーやメルカリやヤフオクなどでのCtoCサイトやアプリを使った販売での卸は基本NGです。
https://buyon.jp/
服の問屋Yaya 国際卸工場 中国系アパレル卸サイト
検品や中国からの発送などはすべて代行されて日本に送付される、画像やデータは日本語ですべて書かれているので、ネットショップでの利用向き商材となっている。1万円以上の購入しばりはあり、サンプルも相談のようなので、ラインナップなどをみて取り扱うの有無を決めるのは良いかもしれません。
服の問屋|アパレル仕入れ、卸売りサイトYaya国際卸工場は女性に向け服の問屋です。ギャル系・グラマラス系・ガーリー系をメインに中国から生産・仕入れ行い激安販売。アパレル卸売りサイトはネットショップやオークションの仕入れに最適です。トップスやパンツ、スカートなどデザインも魅力的にご用意しております。
Yaya 紹介文より引用: http://www.yaya925.com/
・特色
取り扱い最低数量 1万円以上
個人 OK
転売 (表記無し)
会社登録や審査等 無し
データや画像の利用 表記無し
画像に中国・韓国語表記はほとんどなく画像はネットショップでも扱いやすい、モデルもザ中国人ではなくアジア人を利用しているから違和感はない
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アパレル卸サイト まとめ
実店舗での仕入れは既存ルートの仕入れ或いは、メーカー系の会社、或いは海外のメーカーへ直接依頼など様々かと思います、ただ年々アパレルの販売量や国内の縮小等があり環境は決して良いとは言えません、出来るだけ在庫を減らして、実店舗であれば効率的に仕入れ対し売れるものに対して随時仕入れを行いたいというのがやっぱり実店舗の永遠の悩みではあります。またアパレルネット卸では、今までの仕入れボリュームや慣習に習う事無く、仕入れたい時に仕入れたい量・・という関係で効率よくそして割り切って取引する事が吉なのかもしれません、特にネット系や転売ヤーに近い形であればその傾向は濃くなります。ネット通販などでは、販売の為の画像やクオリティの良いモデル画像が必要なのでこのようなアパレルネット卸系で仕入れする事も戦略に入れることでより販売の底上げを図れるかと思います。また今までのノウハウをネット販売にも当然仕入れや商品の目利きなど実店舗でやってきた経験が当然の事ながら生かせますので、是非チャレンジしてみてください。