アウトドアレジャーがここ数年人気です。2017年に年間1泊以上キャンプを行った人の数は約840万人というデータもあり、ファミリー層を中心に若い世代や女性にもアウトドアを楽しむ人が増えてきているようです。その影響もあって、アウトドア系のアパレルアイテムを普段のファッションに取り入れることももはや目新しいものではなくなってきています。
定番人気のアウトドア系アパレルアイテム
アウトドア系人気アイテムの代表格といえば、マウンテンパーカーやダウンジャケットです。元々はアウトドア用だったことを意識することもないくらい日常に馴染み、カジュアルファッションの定番アイテムのひとつとなっています。アパレル卸でも、秋冬はアウター類、春夏はスポーツサンダルやハットなどの小物を中心にアウトドア風のものをよく見かけます。
本格的なアウトドアウェアは着心地の快適さや機能性の高さが魅力です。アウトドアブームに伴ってそれらの実用性を実感する人が増えたことに加え、デザイン性・ファッション性に力を入れるブランドが増えたことも人気の一因と考えられます。
アウトドア系アパレルアイテムのなかでも、冬の寒い季節はアウター類が特に人気です。暖かさに加えて着心地も軽く、動きやすい点が特長です。定番の黒などはもちろん、アウトドアならではの明るいカラーリングのものもカジュアルファッションに最適です。
また、普通のコートの内側に重ねるインナーダウンがここ数年で定着しつつあります。大手アパレル卸サイトでも「ダウンベスト」「インナーダウン」などのキーワードでたくさんの商品がヒットします。軽くて暖かく、気温に応じて温度調節がしやすい点が魅力的です。
真冬の寒さのなかでも足元を暖かく保てるスノーブーツもファッションアイテムとして人気です。キルティング風の軽快な印象のものから登山靴のようなガッチリしたものまでさまざまなタイプがあり、男女問わず一定の人気を集めています。
今後のアウトドア系アパレル
2021年春夏シーズンに向けてのアパレル業界は、これまでと比べて家での時間を快適に過ごすルームウェア、リモートワークに対応する「きちんと見え」するアイテムなどが充実してきているようです。
同時にアウトドア・スポーツ系アイテムに力を入れる動きも見られ、大手ファストファッションブランドでも撥水素材のアウターや速乾性のクライミングパンツなどを展開予定となっています。これまであまりアウトドアに馴染みのなかった層にも、アウトドア系アイテムがますます身近になっていくことが予想されます。
一方、本格的なアウトドアファンの間では、アウターのカスタマイズサービスが注目を集めています。直営店の3Dスキャナーで測定した身体データを元に、表地や裏地・ファスナー・フードなどパーツごとに色を選択できるほか、着丈・袖丈の調整など細かくオーダーできるというもので、価格的には既製品の約2倍となるものの、予約枠がほぼ即日埋まる人気となっています。カスタマイズによって付加価値を高めるという考え方はぜひ押さえておきたいところです。
現在のアウトドアブームの中心は40歳前後の年代と言われています。この年代は子育て中の方が多く、子供用のウェアやリュックサックなどに人気アウトドアブランドのものを選ぶことも珍しくないようです。今後は、アパレル卸でもキッズ向けアウトドアアイテムの取り扱いが増えてくる可能性が考えられます。
なかなか先を見通しづらい社会状況のなか、ストレス解消のひとつとしてアウトドア人気はまだしばらく続くことが予想されます。ぜひ、これからもアウトドア系アイテムに注目してみてください。
商品の卸販売については ラッドチャンプ アパレル卸 にてご確認ください。
また直のお問合せ窓口はこちらになります。