新型コロナの影響で、さまざまな業種・職種でテレワークが広まっています。テレワークにはこれまで通勤に割いていた時間を有効に使えるなどさまざまなメリットがありますが、パンプスやストッキングを履く必要がなく快適な服装で働けるのがうれしいという声も女性から多く聞かれます。
在宅勤務ならカジュアルファッションOK!
基本的に、テレワークの場合服装は自由です。ビジネスカジュアルの枠にとらわれず、自分好みの服を選んで問題ありません。職場に着ていくにはちょっと難しい個性的なレディースカジュアルファッションを楽しむ人もいれば、スウェットのセットアップなどリラックスできる格好で仕事に集中する人もいるようです。
テレワークでありがちな悩みのひとつに、ONとOFFのメリハリがなくなってしまうということがあります。普段なら通勤の移動中に自然と仕事モードへ切り替わりますが、自宅ではなかなか気持ちのスイッチが入りにくいと感じた方も多いのではないでしょうか。気分を切り替えるためにも、パジャマのまま仕事を始めるのではなく、一旦着替えたり軽くメイクをしてみるのがおすすめです。
テレワークではPCに向かう時間が長くなります。これから秋冬に向かっては長袖を着る機会が増えますが、ベルスリーブなど袖が広がるデザインのものは手元のマウスやキーボードを操作する際に邪魔になってしまう場合もあります。七分袖など袖が短めのものや、比較的袖がタイトになっているものを選ぶのとよいでしょう。
オンライン会議できちんと見せるポイント
自由にカジュアルファッションが楽しめるテレワークとはいえ、オンライン会議のある日はそれなりにきちんと見える服装を心がけたいものです。
オンライン会議では、画面に映る上半身が最も重要です。ぜひ、華やかな色柄ものを活用しましょう。これからの季節には秋を感じさせるマスタードイエローやボルドー、テラコッタなどに注目です。流行のベイクドピンクも好感度が高く、顔映りが綺麗です。
反対に、オフィスカジュアルの定番のモノトーンやベージュは画面越しではやや地味に見えてしまいます。スカーフを首元に巻いたり、少し大ぶりのイヤリングなどのアクセサリーで華やかさをプラスするのがおすすめです。画面映りを意識したコーディネートという意味では、TVにリモート出演している女性タレントのファッションを参考にしてみるのも良いかもしれません。
部署やチーム内の少人数の会議と、社外の人などを含む大きな会議ではTPOも異なります。状況に応じて、カジュアル度の高いカットソーではなくシャツやブラウスを選ぶ、場合によってはジャケットを羽織るなどの工夫も必要です。
トップスだけでなく、ヘアスタイルやメイクにも気を配りましょう。髪をしっかりセットしたりばっちりフルメイクする必要はありませんが、寝起きのままという感じにならないようある程度の清潔感は必要です。軽く手ぐしでほぐしたまとめ髪やハーフアップなど、簡単にできるヘアアレンジを覚えておくと便利です。
メイクは、アイブロウできちんと感を出すこととリップやチークで血色感を演出することがポイントです。画面越しだと肌のアラは気になりにくいのでベースメイクはそれほど作り込まなくても大丈夫ですが、クマなど影は強く出やすいのでコンシーラーなどを部分的に活用するとよいでしょう。
コロナの収束後もテレワークを継続したいと考える企業はかなり多いようです。これからのレディースカジュアルファッションは、テレワークを視野に入れて着心地のよいものや画面映えを意識したものが増えていくかもしれません。